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北海道:道南方面で遠投大好きなオヤジです。  こじんまりとした釣りクラブの代表なんてしてたりして (=^_^=) ヘヘヘ  
2007年12月21日 (金) | 編集 |
ある日、ある家に遊びに行きました。
その時に聞いた話です。
この旦那さんは無類の釣り好きで、
時々、釣場で一緒になり、情報交換などしています。
H19年は日本海ではサケが不漁だったのですが、
この旦那さんとその仲間は仕事を休んで、
遊漁船に乗ってサケ釣りへと向かったのです。
場所は噴火湾の某漁港で、その船に乗る予定の釣り人は、
遊魚船の前で待っていたのです。
ところが船頭は船のデッキにいるのですが、
ウロウロとしています。
キャビンの中の荷物をどかし、デッキの荷物をひっくり返して、
しきりに何を探しているのです。
そこで、
「○さん(船頭の名)、何してる?
乗っていいのか?」
と尋ねたら、船頭は陸に上がり、
「昨日、カレイ釣りに行って、キーを差し込んだまんま、
家に帰ったんだけんど、キーがねーべや。
どこを探してもねぇ。」
と悲痛な面持ちで言いました。
「無用心だなー。オイオイ、今から帰って仕事に行っても、
一服休みで白い目で見られるなー。」
と笑いながら言うと、
「何年もこの状態だったんで、大丈夫だと思ったんだよ。
前にも一度、キーがなくなったんだけど、
スペアーキーでなんとかなったんだわ、
でも、今回はそのスペアーキーなもんで、困った。」
と困惑していたそうです。

仲間の1人が、船頭さんに、
「古いキーないか?」
と尋ねました。
この人はマイボートを所有していて、船に明るいのです。
「あるにはあるが、このキーではエンジンは掛からない。」
と、船頭さが言うと、彼は工具箱を取り出して、
古いキーを見つけました。
「このエンジンの型式では、古いキーでも合うんだ。
騙されたと思ってやってみな。」
と言われ、船頭はしぶしぶキーを差し込みました。
本当に、古いキーは合い、
ブルルルとエンジンが掛かり、
これで無事にサケ釣りに出掛けることが出来ました。

後で分ったのですが、
遊漁船に付いていた他の船のキーも無くなっていたそうです。
他の漁師の船は無事で、
そうゆう船ばかりを狙ったようです。
今回、キーをなくした船頭さんは、
元はバリバリの漁師だったようで、
跡を継ぐはずのせがれが他の職業についたため、
老もあってか仕事を遊魚船1本に絞ったそうです。
そちらの方が良かったのか、
船頭さんを慕ってくるお客さんは、
毎日、ひっきりなしだとか。
俺も過去に何度か乗りましたが、
その人柄の魅力のとりこになるのに時間はかかりません。
話では、
「遊漁船だったら、毎日お金が入るので、
ヒガミでやったんじゃないか?」
という話を警察の方が話していたそうです。
この船頭さんは、
遊漁船の収入だけで奥さんと慎ましく暮らしているのに、
表面上だけで豊かさを判断し、
ネタミからこうゆう悪さをする。
もし、そうだったとしたら、
哀しい世の中になったなぁと思う俺でした。

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