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奪い合い?
俺がクラブに入って、数年立った頃だったと思います。
この頃は、冒険心と好奇心がウズウズして、
とにかく色んな所によく一人でいって釣りをしました。
そんなある年のフキノトウが芽吹く頃、
寿都漁港に釣りに出掛けました。
ウチから車で1時間半も走れば着きますが、
いつも途中で色んな漁港や
雑誌に出ている釣場を下見をしたりするので、
2時間ちょい掛かりました。
今は改修されて、
外防波堤の先端に向うにも遠回りをして
行かなければなりませんが、
当時は駐車場に車を置いて、
徒歩で10分もかかりませんでした。
初めて入る寿都漁港で、
取り合えず、下見をして入所できるか確かめました。
先端には、2〜3人の人が釣り座を構えておりました。
状況を聞くと、
「なんぼか釣れているよ。」
と返答を頂いたので、
車に戻り仕度をして歩き始めました。
途中、テトラ越しに釣り座を構えている人もおりました。
早速、先端の端に入れさせて貰いました。
竿をセットし始めたら、隣に釣り座を構えていた方から、
ポイントと飛距離のアドバイスを頂きました。
「ポイントは、あそこまで、飛ばす事。
飛ばなければ釣れないよ、最低100mは投げないとダメ!」
とご指南を賜りました。
その言葉の通りに投げると、最初はマガレイで、
ホッケ・ギスカジカ・スナガレイと釣れました。
ところが、その方は近間で釣っておられました。
俺はちょっと意地悪な気持ちになり、
『近間でも釣れるんですね。』
と聞きました。
その方は
「同じ距離に投げたら、魚の奪い合いになるだろう。」
と言いました。
俺は???です。
魚ってずっとその場所にいる訳でもないし、
まして、
『釣れる釣れないは時の運』
だと思っております。
でも、その方の言い分も少し分ります。
俺には、とても勉強になった初寿都漁港でした。
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