2009年04月01日 (水) | 編集 |
ある釣場での出来事でした。
場所は日本海、岩場から根モノ狙いをしていた時に見た光景です。
ソレは見てはイケないモノだったかも知れません。
俺が釣場で竿を出していると、後から一人の釣人が入ってきました。
俺に、
「釣れますか?」
と訊き、少し離れたところに入って良いかと尋ねられたので、
どうぞと答えておりました。
ところが、その釣人は忙しなく、道路に行ったり来たりしていました。
何か忘れ物でもしたのか?と思い、
大して気にもかけていなかったのですが、
何だか様子が違うように見受けられました。。
この日の海はどちらかと言えば穏やかで、
時々、波が岩にぶつかる音が目立つ位でした。
その音に混じって、ピッという音が混じってきました。
なんだろう?と不思議に思っていたら、
どうやら隣に入った人が出しているようでした。
そのピッという音の後、必ず竿を振り、
それが終わると、また道路へと昇って行きます。
何度かその繰り返しをするので、もはや、
気になってしかたがありません。
そこで、ちょうど漁信も止まったので、
少しだけお隣さんの偵察に伺いました。
世間話をし、
「あそこのゴミ、ホッケの浮き釣りに来て置いていったゴミか?」
と俺に尋ね、
「だから釣人はだらしないって言われるんだ!」
と、急に語気を荒くして怒っておりました。
フッと何気なく隣の釣人の竿を見た時、
竿元には子供の握りこぶし大の石が沢山転がっており、
その横にはサランラップが置いておりました。
察しの良い人は、もうお分かりだと思います。
そう、彼は捨て重りの替わりに、
小石を拾ってはサランラップに巻き、
オモリの代用品として使っていたのです。
俺は、
「ソレってマズイでしょ?」
と優しく言いましたが、
「エッ何が?捨て重りの替わりに石を使って何が悪い?」
と今度は俺にその矛先が向いたようです。
俺は、
「石は悪くないが、そのサランラップがダメだと言っているんですよ。」
と、あくまで口調を柔らかくして言うと、
「じゃ、何に包めって言うんだ?」
と反対に俺に尋ねてきました。
「ちょっと待てて!」
とだけ言うと、俺は自分の釣場に戻って、
バックから予備に持ってきていた砂重りを
袋ごとを持っていきました。
ソレを釣人に手渡し、
「コレ、砂重りって言って、根のきついところで使う重り。
袋の中に砂が詰まっていて、
サルカンに付ける部分は木綿糸でくくられていて、
引っかかてもそこから切れるよ。
袋も布でできているので、いずれ海に溶けてなくなるエコな重りで、
約30個くらい入って、500玉ワンコインで買えるから。」
とだけ言って、俺は自分の釣座へと戻りました。
たかがサランラップと思っているのかも知れませんが、
他の人が残していったゴミに腹を立て、
自分が出すナイロンが、どのように海に影響を及ぼすか、
釣人なら大なり小なり分かっていることだと思っていました。
サランラップは紙でなくナイロンです。
なんだか、腹ただしい気分にさせられた釣りでした。
良かったらここをクリックしてくださいね。


場所は日本海、岩場から根モノ狙いをしていた時に見た光景です。
ソレは見てはイケないモノだったかも知れません。
俺が釣場で竿を出していると、後から一人の釣人が入ってきました。
俺に、
「釣れますか?」
と訊き、少し離れたところに入って良いかと尋ねられたので、
どうぞと答えておりました。
ところが、その釣人は忙しなく、道路に行ったり来たりしていました。
何か忘れ物でもしたのか?と思い、
大して気にもかけていなかったのですが、
何だか様子が違うように見受けられました。。
この日の海はどちらかと言えば穏やかで、
時々、波が岩にぶつかる音が目立つ位でした。
その音に混じって、ピッという音が混じってきました。
なんだろう?と不思議に思っていたら、
どうやら隣に入った人が出しているようでした。
そのピッという音の後、必ず竿を振り、
それが終わると、また道路へと昇って行きます。
何度かその繰り返しをするので、もはや、
気になってしかたがありません。
そこで、ちょうど漁信も止まったので、
少しだけお隣さんの偵察に伺いました。
世間話をし、
「あそこのゴミ、ホッケの浮き釣りに来て置いていったゴミか?」
と俺に尋ね、
「だから釣人はだらしないって言われるんだ!」
と、急に語気を荒くして怒っておりました。
フッと何気なく隣の釣人の竿を見た時、
竿元には子供の握りこぶし大の石が沢山転がっており、
その横にはサランラップが置いておりました。
察しの良い人は、もうお分かりだと思います。
そう、彼は捨て重りの替わりに、
小石を拾ってはサランラップに巻き、
オモリの代用品として使っていたのです。
俺は、
「ソレってマズイでしょ?」
と優しく言いましたが、
「エッ何が?捨て重りの替わりに石を使って何が悪い?」
と今度は俺にその矛先が向いたようです。
俺は、
「石は悪くないが、そのサランラップがダメだと言っているんですよ。」
と、あくまで口調を柔らかくして言うと、
「じゃ、何に包めって言うんだ?」
と反対に俺に尋ねてきました。
「ちょっと待てて!」
とだけ言うと、俺は自分の釣場に戻って、
バックから予備に持ってきていた砂重りを
袋ごとを持っていきました。
ソレを釣人に手渡し、
「コレ、砂重りって言って、根のきついところで使う重り。
袋の中に砂が詰まっていて、
サルカンに付ける部分は木綿糸でくくられていて、
引っかかてもそこから切れるよ。
袋も布でできているので、いずれ海に溶けてなくなるエコな重りで、
約30個くらい入って、500玉ワンコインで買えるから。」
とだけ言って、俺は自分の釣座へと戻りました。
たかがサランラップと思っているのかも知れませんが、
他の人が残していったゴミに腹を立て、
自分が出すナイロンが、どのように海に影響を及ぼすか、
釣人なら大なり小なり分かっていることだと思っていました。
サランラップは紙でなくナイロンです。
なんだか、腹ただしい気分にさせられた釣りでした。
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