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北海道:道南方面で遠投大好きなオヤジです。  こじんまりとした釣りクラブの代表なんてしてたりして (=^_^=) ヘヘヘ  
2009年10月06日 (火) | 編集 |
ある釣場での出来事です。
場所は太平洋側の海岸で、
俺達は札幌からの帰り道がてら車を停めて、サケのぶっ込みを眺めていました。
竿を手に持った親子が俺達の前を通り過ぎて行きましたが、
またすぐに戻って来ました。
車の外でその光景を見ていると、
「サケ釣りに来たんですか?」
と、その親子が俺達に話しかけてきました。
俺はただの見物人だと教え、この近辺の釣果を尋ねてました。
親切に教えてくれましたが、何だか子供がソワソワしており、
オシッコにでも行きたいのかと思っていたら、
「パパ、ここもダメだったね。 次、どこに行くの?」
と言い出したのです。
ご想像の通り、彼ら親子はサケのぶっ込みに来たのですが、
時間が遅かったのか竿が出せなかったようです。

父親の話では、ここはサケの激戦地で、
午後からなら竿を出せるのではないかと思ってやってきたそうですが、
竿だけ立てて仕掛けも海に投入していない場所取りもおり、
子供にサケを釣らせてやりたいから、
訳を言ってそこを数時間だけ貸してもらおうとしたのですが、
にべもなく断られたそうです。
子供は父親に向かって、
「学校の先生が、
困っている人がいたら譲ってあげなさいって言っていたのに、
ここにいる大人って誰も譲ってくれないね。」
・・・なんて答えたらいいのか分かりません。
君も大人になると判るよ・・・などと言ういい訳は、
子供が納得するワケがありません。

そこで横から嫁が口を挟んで来て、
『ねぇ、ボク、この光景を見てどう思う?』
と子供目線で話しかけています。
子供は、
「凄い竿(数が)、でも人は少ない。」
とぶっきら棒な口調で言います。
『うん、そうだね。 一人でどのくらいの数の竿を投げていると思う?』
「う~ん、分かんないけど10本? もっと出ているかも?」
『うん、きっとそのくらいだと思うよ、おばちゃんも。
お父さんは何本、竿持ってきたの?』
「うんとね、僕とパパの竿ともう1本だけだったけ?」
と確かめるように父親の顔を下から見上げていました。
嫁は子供に、
『学校の算数の時間で、確率の問題やったかな?』
と尋ねると、首を傾げながら、
「あまり算数得意じゃないんだ、でもこれから習うと思う。」
と子供らしい表情ではにかんで言います。
嫁は何を思ったのか、砂浜に絵を書いて、
子供にも分かるように説明してました。
でも、子供は竿数が多い方が有利だと言う事は分かっても、
なぜ場所を譲ってくれないか?という疑問が解決していません。

暫く考えていた嫁が、
『サケってね、人を狂わすくらいの威力を持っているんだよ。
普段はいい人でもね、サケのお腹にイクラがあってね、
みんな食いしん坊だから
ソレを白いご飯の上に掛けてお腹いっぱい食べたいからだと思うんだ。』
とまるで自分の事を示唆するように言います。
「うん、僕も大好き。 何杯でも食べれるよ。」
『じゃ、おばちゃんも好きだから今度競争しようか?』
と子供に本気で挑戦しようとする嫁の姿がありました。

俺と父親は欲の皮が突っ張った釣人の立場に立ってしまい、
どの様に説明したら良いのか分かりませんでした。
サケのぶっ込みは竿数が多い程有利ですが、
後から釣りに来た人達には、その竿の多さに入る場所さえも無い状態です。
父親は、
「一人が出す竿数を3本くらいにしてくれると、
もっと沢山の人達までサケが行き渡ると思うんですよね。
ここで竿を出している人達は、
子供になんて説明するのか?
子供に誇れるのか?
本当にコレでいいのか?
聞いてみたい気がしますが、釣れないと言うより、
竿を出す場所がナイと言う方が問題だと思うです。
だから俺は竿は多くても3本以内で留めています。」
と言う言葉を残して車でどこかに行ってしまいました。

コレに関しては、サケ釣りばかりの話ではないと思いますが、
竿数は、釣人の良心に訴えるしかないように思える出来事でした。

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