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北海道:道南方面で遠投大好きなオヤジです。  こじんまりとした釣りクラブの代表なんてしてたりして (=^_^=) ヘヘヘ  
2010年05月27日 (木) | 編集 |
今年も通称・前田の爺が、このせたな町を訪れてきました。
一昨年、
人工関節、それでも釣りがしたい
昨年、
それでも釣りがしたい
それでも釣りをしたいー前田の爺

ある日の夕方、知らない番号から何度も電話があり出てみると、
「明日の朝か、夕方、旦那さんに寄るように言ってくれ。」
訳の分からない内容を言うので、
「どちら様?」
思いっきり不信を抱いて訊いてしまいました。
「◎◎だ。」
と本名を訊いても犬並の脳ミソをフル回転させても今一つピンと来ません。
あれ? もしかしたらと思って、
「間違ってたらすみません。」
と前置きし
「前田の爺?」
と尋ねていました。
「やっと分かってくれた様だね、奥さん。」
・・・嫁と間違ってしゃべり続けています。

以前紹介した通り、せたな町の鷹ノ巣岬近辺は工事中。
前田の爺は鷹ノ巣岬で竿を出したそうですが、
風が強く、自分も飛ばされそうになり断念したと言います。
ですが、ここまで釣りに来たので、
どこかで竿を出すチャンスを伺っていたのか、
太櫓地区の一番奥の漁港・鵜泊(うどまり)漁港で竿を出していました。
俺に気がついて手を振ってくれ、
「俺の漬けた漬物だ、お茶漬けでもして食ってくれ。」
と手作りの漬けものを頂きました。

IMGP8754.jpg

嬉しいですね、前田の爺から見れば鼻たれ小僧的な俺を覚えててくれ、
そして気遣ってくれ、何よりも俺に電話をくれた事。

足を庇いながら外防波堤を繋ぐ階段を上り下りする姿は、
近い将来の自分の姿を想像させられ、
「いつか俺も、この様に時に身を任せゆったりと釣りをしているのだろうか?」
いくら犬並の頭で想い描いても、
「昔はこうでなかった・・・」
と時に逆うように地団駄を踏む姿しか浮かばず、
自分はこんな恰好良い爺さんにはなれそうにもありません。
そして、
「潮回りが今一つで魚が釣れない。」
と言いながらも、一匹一匹大切にクーラーに収めていました。
本州に住んでいるお子さん・お孫さんに新鮮な魚を食べさせたく、
自らも旬の物にあり付ける喜びを味わいたくて、
毎年、この地を訪れているのです。

毎回の事ですが、
この前田の爺の釣座やその周りにはゴミ一つ落ちていません。
ある筋から、
「半径10m以内を綺麗にゴミ拾いしてから釣りをしているようだ!」
と情報を得ていました。
その事に触れると、
「誰だって綺麗な釣場で竿出したいじゃないか。」
あたり前のように言いますが、
人様の残したゴミを拾うと言う事に抵抗がある人が多い中、
なかなかソレが出来ない事が多く、
自然にやってのける前田の爺には頭が下がる思いです。
自分に出来る事は自分でする、
そんな前田の爺の姿はどこまでも自然体で、
時間に歩調を合わせるように自らの時をも進めているようでもありました。
今年も前田の爺と共に、マガレイの数釣りが出来る季節だと実感し、
その姿はすっかり釣場に溶け込み、
どこかの美術館に飾ってある風景画を見ている気分にさせられます。
あと何年、風景画に溶け込んだ前田の爺の姿を俺は見れるのだろうか?
フッと熱く寂しいモノがこみ上げ、永遠に続く事を祈るばかりです。

この夜は、この漬けもので軽く一杯のつもりが、
普段無口な俺は、嬉しさのあまり嫁相手に、
手作り漬けものでもう一杯二杯と酒が進み、
前田の爺の話で盛り上がってました。
ありがとうございました。

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