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北海道:道南方面で遠投大好きなオヤジです。  こじんまりとした釣りクラブの代表なんてしてたりして (=^_^=) ヘヘヘ  
2010年08月13日 (金) | 編集 |
山々が少しだけ緑がかった時期、
俺と釣り仲間の●とで新しい釣場の開拓をしに、
車で1時間以内で行ける島牧村方面に行くことにしました。
二人が一度も竿を出したことがない場所で、
カレイ狙いが出来る所限定で探すことにしたのです。
車であっちこっち見て周り、
江ノ島海岸の延長にある場所がお互いの目に留まり、
そこで竿を出すことにしたのです。
場所は島牧村の総合体育館側の磯場で、
よくアメマスやサクラマス狙いのルアーマンが入所している岩場。
何度か、他の釣人が竿を出しているのを見たことがありますが、
自分達にとっては未知の場所でした。

トンネル側の駐車場に車を停め、誰も竿を出していないことを確認し、
テクテクと歩いて行きましたが、
●の身体は熊のように大きく、少し歩けば肩で息をし、
大量の汗を垂らしながら歩いていました。
後で彼が受けた検査で判ったことなのですが、
胸についたぜい肉が肺を圧迫し、
普通の人が10膨らむ肺が彼は9割方しか膨らませられなかったようです。
太り過ぎると色んなところに影響が出るようで、
今で言うメタポリックを彼は走っていたようです。

一息ついてから、思い思いの場所に釣座を構え竿を振りましたが、
いつ見ても俺の10~20m先に、彼の仕掛けが海に落ちていて、
うやらましくねたましくもありました。
俺も彼のような飛距離が出せたら、どんな釣場にも入れ、
自分が今までに味わったことがない釣りが出来るのではないかと、
いつも考えていました。
狙いはカレイだったのですが、竿を通じて感じる海底は所々根があり、
釣れるのは中型のアイナメばかりで、
時期も悪かったのか、カレイ類にはまったく見向きもされませんでした。
俺はそれはソレで楽しかったのですが、●は飽きたようで、
いつものように眠れそうな穴蔵を見つけ、
熊のように冬眠に入ってしまいました。

こうなったら暫くは起きません。
俺は彼を置いて帰ることも一瞬考えてしまいましたが、
そうすればそうしたでうるさいので、冬眠から覚めるのを待ちました。
もし、反対に俺が釣場で寝たのなら、きっと●は、
「俺と遊んでくれないから帰った。」
と悪びもせず、さっさと帰る男なのです。
そんな身勝手な奴なのですが、時々見せる無邪気な仕草が笑いを誘い、
「何で俺、怒っていたんだ? まぁ、いいかっ。」
と思わせ、憎めない奴なんです。

今年もこの時期になると、自然と●の話になってしまいます。
俺がクラブに入会してからの数年は、
公私共々彼と行動をする事が多かったのと、
知識だけはあるがやったことのない種類の釣りを
彼から習ったこと等が思い出されます。
俺を更に釣りの世界、
キャスティングの世界へと引っ張り込んだ人物でもあります。
そんな彼が俺の目の前から永遠に姿を消したお盆の13日、
今年も彼の命日がやってきました。
きっと、
「相変わらず薄いな、おいおい、ハゲてる場合じゃないぞ。
俺の事、少しは思いだしたか?」
と熊のような大きな身体を揺さぶりながら、いつもの口癖を言い、
ガハハァーと豪快に笑って高い所から見ていることでしょう。

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テーマ:フィッシング
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