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北海道:道南方面で遠投大好きなオヤジです。  こじんまりとした釣りクラブの代表なんてしてたりして (=^_^=) ヘヘヘ  
2012年12月24日 (月) | 編集 |
肺炎で生死をさ迷ったおじさん。
元漁師さんというだけあって、病院に入院している間は、
家族に会えない寂しさを、窓際のベッドから海を眺めて癒していたそうです。
退院するにあたって介護の問題が浮上し、
9月の猛暑のお陰ですっかり体力を失くした奥さんに、
コレ以上負担をかけるのは無理だと周りなどの意見を聞き、
おじさんは仕方が無いと諦め、隣町の療養施設に入る事になりました。
おばさん一人となったので、二人で住んでいた部屋から、
一人部屋へと引っ越ししたそうです。

おじさんが入居した療養施設は海から離れた場所にあり、
周りを見まわしても山ばかりだそうで、
毎日、おばさんのところに電話をしてきて、
「今日の海はどうだ?」
朝の挨拶代わりに必ず訊き、
「海の匂いを忘れそうだよ。」
寂しそうに笑いながら言うそうです。

俺、小さい時、自分の爺さんや近所の爺さんを見た時、
何の疑問もなく、爺さんは生まれつきしわしわなんだ~と思っていたんです。
そう、俺、おバカなので年を取るという概念が無かったんです。
小学校に入り、少しずつ世間や社会の仕組みを覚え、
自分も子供から大人になり、子供も成人を迎え、
後数十年したら定年を迎え、その後はどうするかなぁ~?
そんな事を考える年となりました。

俺、嫁からこの話を聴かされ、
「いつかは自分達も、そういう選択を迫られる時が来るんだろうなぁ。」
寂しい気持ちにさせられました。
おじさんもおばさんのところへ帰ってきたいと思う本音を心奥に収め、
肉体は間違いなく衰えてきており、
コレ以上、連れ合いに無理をさせられないと胸の内で理解し、
63年間一緒に暮らしていた夫婦生活を別居生活に切り替えました。
海の波音を子守り歌代わりに育ち、
波音をお経代わりにして
目をつぶる事が当たり前だと思っていたおじさんにとって海が見えない、
波音が聞こえない生活は・・・
俺などには想像も出来ない程の苦痛なのかも知れません。

帰り際におばさんは、
「父さん、もしかしたら、クリスマスの連休あたりから、
お正月明けの5日頃まで外泊してくるかもしれないの。
そしたら父さんをベッドで寝かせて、
私は父さんのベッドの傍で布団をひいて寝ようと思うの。
ここから大好きな海を思う存分眺めてもらい、
父さんの好きなモノ作ろうと思っているのよ。
その時、また遊びに来て父さんの顔みながら話し相手になってあげて。」
凄く嬉しそうな顔でソワソワして遠距離恋愛中の恋人同士の様だったと、
嫁も嬉しそうに話していました。
クリスマスの今頃はおじさんおばさん揃って、お茶をすすりながら海を眺め、
何事も無かったように穏やかに過ごしているんでしょうね。

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テーマ:フィッシング
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