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北海道:道南方面で遠投大好きなオヤジです。  こじんまりとした釣りクラブの代表なんてしてたりして (=^_^=) ヘヘヘ  
2008年05月15日 (木) | 編集 |
昔々、あるところに夫婦が住んでおりました。
その夫婦は、旦那さんはバカがつく程、海釣りが好きでした。
奥さんも、サケ釣りが大好きでした。
そんな夫婦ですが、ある年の桜の季節、
旦那さんに誘われて、
「オイ、今度、あそこに釣りに行くゾー。」
と、厚沢部の五厘沢海岸に出掛けました。
徒歩で行くと、丸1日以上かかるので、
腰の悪い旦那さんと体重増加中の奥さんには、
とても無理です。
そこで、清水の舞台から飛び降りるつもりで、
借金で購入した文明の力の自動車に乗って出掛けました。

初めての釣場なので、この夫婦は道に迷ってしまいました。
この旦那さんは、とんでもない方向音痴なのです。
奥さんに、
『違うでしょ、ちょっと前の道を右に曲がるの。』
と、指摘されても、自分の勘を信じて、
左に曲がってしまうのでした。
それを見た奥さんは、
『車を止めて!』
と大声をあげました。
一呼吸おいて、
『よーく聞きなさいね。
左に見えるのが山。右に見えるのが海。
行こうとしているのは海でしょ。
考えなくてもわかるでしょ?』
と、旦那さんに教えました。
でも、この旦那さんはあまのじゃくな性格なので、
「もうすこし行ったら、きっと大きな道に出るから、
そこに出て行けばいいじゃん。」
と、自分の間違いを正当化しようとします。
心の中で奥さんは、
<あ~ぁ、また、始まった。きっと、山奥にいっちゃうよ。
どうして、人の話を聞く耳もたないんだろう。>
と、大きなため息をつき、見守ることにしました。
奥さんの思ったとおり、車は芽吹いた木々の山中へと
ドンドン入っていきます。
奥さんはとうとう我慢できずに、
勝手にサイドブレーキをひき、車を急停車させ、
『どかんかい、このドアホ!』
と怒鳴り、運転席から旦那さんを引きずり出し、
有無を言わさず、今度は奥さんがハンドルを握り、
また元来た道へと戻りました。
旦那さんは、そのかん、おびえた小動物のように、
助手席に座ったままです。

何とか無事に釣場にたどり着くと、
手前の駐車場には数台の車と、
砂浜にも数台の車がありました。
手前の駐車場に車を止め、
釣場まで歩く事にしました。
釣座をかまえ、竿を振りました。
「あれ?」
と、首をひねる旦那さん。
わけを聞くと、
「俺の聞いた話では、結構深いというんだけど、
ここは遠浅になっているんだよな~。」
と、なおも首をかしげます。
その時、釣座の横に4WDのワンボックスカーが入って来ました。
挨拶を交わし、奥さんはこの車の持ち主に聞きました。
『ここまで入ってきて大丈夫ですか?』
「いつも釣りにきているから、大丈夫。」
と、笑いながら答えました。

つづく

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テーマ:フィッシング
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